MSCステータスとはなんでしょう
数々の優遇措置
MSCステータスとはなんでしょう
MSCステータスの「MSC」とは、「マルチメディア(Multimedia)スーパー(Super)コリドー(Corridor)」の略称です。
マレーシア政府によって、アジアにおけるIT開発の拠点として、また、情報と知識の開発を促進するための地域として指定されました。
MSCステータスとは、このMSCに進出してIT関連事業を行なう企業を対象にマレーシア・デジタルエコノミー公社(MDEC)を通じてマレーシア政府によって認定される資格です。取得すると数々の優遇措置が受けられます。
10年間、法人税免除。100%の外資保有が可能。必要に応じて外国人知的労働者に3年の就労ビザを発給できる、発給は無制限。つまり現地人を雇用しなくてもよい。マルチメディア関連機器の輸入関税が免除される。
この優遇措置の中でも特に「無制限就労ビザの発給」は、海外ビジネス展開において欠かせないものですから、たいへん大きなメリットです。
経営効率と収益性の向上を実現
MSCステータスとは、取得すれば無制限に就労ビザを発給することができる資格です。マレーシアでは、外国人が就労ビザを取得するためにはその法人の資本金が最低50万リンギット、業種によっては100万リンギット必要であり、その上取得できる人数も限られています。
さらに、要件を満たしていればマレーシア以外の国の人材へも就労ビザを出すことができるため、マレーシアの次の国へのビジネス展開の足がかりにすることも可能です。
実際にマレーシア国外からの優秀な人材にビザを発給して、マレーシアを世界展開の拠点にしてうまくいっている会社も多く存在します。
そしてIT関連企業は業種の特性上、通信環境があれば世界のどこでも操業が可能です。そのため、日本のIT関連企業も続々とMSCステータスを取得して上記の数々のメリットを受け、経営効率と収益性を飛躍的に向上させています。
MSCステータスの取得は、経営効率と収益性の向上を実現するのです。