言語ごとより、案件ごとの通訳料金も多い
同時通訳は一番差異があるかもしれない
通訳については、専門的な職業であることは想像がつくでしょう。
だから、かなり通訳料金というのは一般職より高いのではないかと思われます。いったい、相場はどれくらいなのでしょうか。また、言語ごとの料金の違いはあるのでしょうか。ある通訳派遣会社による通訳の基本規定内容には、大方、このように記されています。『1日料金(8時間以内)、あるいは半日料金(4時間以内)が適用。拘束時間超過の場合、30分ごとに超過料金を請求。早朝深夜、前泊、出張に関しては別途割増料金。同時通訳では3時間以内を2名、3時間以上は3~4名で対応。会議通訳なども2名以上で対応。長期業務長期の場合、別途事前準備費が発生する場合がある。』とあります。
しかも、通訳といっても、案件の難易度で料金も変わるでしょう。前述のような派遣会社や一企業に入って活動している通訳もいれば、まったくのフリーランスで活動しているような通訳もいますから、所属によっても多少の違いは出てきそうです。言語ごとの料金の違いがあるのかといえば、案件ごとにその言語に対応する通訳が担当しますので、言語によっての料金の違いというのはあまり関係ないこともあります。違いが出るとすれば、同時通訳の場合など、かなり高度な経験が必要となる場合でしょう。
リーズナブルな料金もあり
通訳者グレード | 1名/一日 | 1名/半日 | グレードの説明 |
---|---|---|---|
S | ¥110,000 | ¥80,000 | 同時通訳レベル。Aクラスの中でも特に著名であり特定分野の実績が顕著である通訳者。若干名。 |
A | ¥100,000 | ¥70,000 | 同時通訳レベル。高度な専門的知識を有し、かつ実務経験10年以上の通訳者。セミナーでの同時通訳、専門的な内容(IT、医学、薬学、法律、金融、政治経済・国際問題、エネルギー、環境など)を伴う会議など。 |
B | ¥80,000 | ¥55,000 | 実務経験5年程度。社内会議、レセプションの司会、挨拶等の通訳。 |
C | ¥50,000 | ¥35,000 | 実務経験1 年以上。 国際会議の受付対応、成田空港送迎のアテンド、展示会ブースでの案内等。 |
下記に一応の参考価格として挙げておきますが、案件の難易度や時間帯、出張量などのプラスなどで料金は異なるため、見積りをとってから契約するようにしてください。全体の参考価格でいうと、たとえば、観光ガイド 20,00~30,000円/8時間 、逐次一般通訳(40,000円/8時間拘束 ~、30,000円/3時間拘束)、同時通訳 50,000円/4時間拘束 ~などという設定もあります。
これに税や交通費、出張費、会食代などの実費がかかってくることがほとんどです。
2時間以内に終わるような民事ならば、15,000円~というリーズナブルな料金もあります。